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原発避難をしてちょうど4ヶ月経った7月12日、東京日比谷にて双葉地域住民による総決起大会、デモ、要望活動を開催しました。

私は総決起大会の中で双葉地域に住む青年として意見表明をする機会をいただきました。

意見に表明の内容は以下のとおりです。



意見表明

 

いったい何やってんだー?いいかげんにしろ!と言う思いは皆さんと一緒です。ただ、今まで国を信じ、そう思いながら待っていても、もう我々地元住民が本気になって実際に行動を起こさなければ事態は何も変わらないと思い、今日ここに立ってます。

 

ただいまご紹介いただきました浪江町の戸川と申します。

私は現在39才、妻と二人のかわいい息子がおります。震災前までは浪江町でごく平凡に、幸せに暮らしておりました。

仕事は建設業に従事し、地元浪江町を中心に、これまで回りの方々に支えられながらなんとか生計を立ててまいりました。

また、我々の地域は西を望めば緑豊かなあぶくま山系に囲まれ、東を望めば広大な太平洋という自然豊かな我が地域のなかで、ここ数年は青年会議所活動を通して、まちづくりや人づくりをやってきて、そんな地域での気の置けない仲間たちと未来について夢を語り合いながら地元の酒と魚で一杯やるのがホントに大好きで幸せでした。

 

しかしながら今現在、愛する故郷は原発事故により警戒区域に設定され、容易に家に帰ることも出来ず、仲間もばらばらになり、仕事もなんとか歩み始めても今までとは程遠く、家族も放射能問題や仕事の関係で私は福島市、家族は会津若松市と別々に住まなければならなくなってしまいました。

 

それでも頑張ろうと出来るのは、将来故郷に帰る希望を捨ててないからです。

しかしながら、国の対応、対策は一向に進んでおらず、逆に我々は国から見捨てられているように感じることも多々あります。

 

避難してから今日で4ヶ月たつわけですが、事態はどれだけ良く変わったでしょうか?

はっきり言って、何も変わってなく見通しが出来ていないのが現状なのではないでしょうか?

これ以上先が見えない状況が続けば、地域住民の希望は絶望に変わり、あのすばらしい地域の復興や再生は完全に途絶えてしまいます。

 

私は先ほど話したように現在39才。地域を少しながら背負い始め、そしてこれからもまだまだ支えていかなければならない世代です。しかし、そういった地域を支えなければならない年代、子供たちを育てる世代の住民がどんどん離れ始めております。30代40代のこの世代とその子供たちなくしては双葉郡の未来はありえません。

 

どうか、国は一刻も早く事態の収束に全力を挙げて取り組んでください。

どうか一国のリーダーは、間違った方向に舵取りをしないで下さい。その間違った決断や判断、政治的混乱が事態の収束の長期化に繋がっているのなら、原発人災に続く第2の大きな人災だと我々原発被災者は思います。

今現在、全国の原発立地地域の皆様、国がどんな対応をするのか良く見ていただきたい。

もしも国が福島原発事故に対し電気事業者とともにきっちりと対応できないようであれば、原発は即刻廃止すべきだと思います。逆に言えば国は今回の事故でしっかりと対応できなければ、全国の原発立地地域の住民からの信頼を裏切ることになると思います。だからこそ、しっかりと対応してもらいたいと思います。

 

最後になりますがインディアンにこういう言い伝えがあります。

「我々の住んでいる土地は、未来の子供たちから預かっているものだ」

だからこそ私たちはご先祖様が未来の子供たちのためにずっと守り続けてきた愛する故郷を今回の震災で奪われてはならないと思っております。

どうか地域の方々、もっともっと声を掛け合って、ひとつになって愛する故郷を守り続けていきましょう!

本日を契機に双葉地域住民が愛する故郷を守るために行動を起こし、必ずや地元に帰れるように一致団結して行動することを心から祈念し私の意見表明とさせていただきます。

皆様どうぞよろしくお願いします。

平成23年7月12日 浪江町 戸川 聡



具体的な提案じゃなく、地域に住む一青年としての思いを述べさせていただきました。

総決起大会終了後、デモ、そして各党に要望書を提出。

ただ、与党は時間を作ってもらえず、直接要望書を提出できず話も聞いてもらえませんでした。

時間をつくってもらえない理由が、大臣と会うための事前の手続きがうまくないということと、国会でNHK中継があり準備等で忙しいから会えないとのこと。

双葉地域住民が、ここまで我慢をし待っていても変わらない状況を打破しようとして、動いた総決起大会と要望活動。
政府は住民の声を直接聞こうとしないんですね。

でも、一緒の日に要望活動をしていた各町長の話は聞いてるからだって。

もちろん、町長の要望も大事だと思いますが、地域住民の生の声はもっと大事なんじゃないの?

このままでは本当にあの地域の復興は出来なくなると、強い危機感を肌身で感じてきました。


特に感じたのが、中央と地方、特に国会での中での議論(机上の空論)と被災地での状況や被災住民の置かれている立場での中での考えとは非常に大きな温度差があること。


首相をはじめ、国会議員の方全員に是非福島はじめ、東北で1ヶ月生活してもらいたいですね。

そうすれば大きく変わると思います。



そんなことを感じた総決起大会でした。

JC福島ブロック坂田会長、関東ブロック青山会長、そして応援に来てくれた方々、お世話になりありがとうございました。


それと、明日からしばらく日本を離れます。
今回感じた嫌なことを忘れてきます。

 

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さとSUN

Author:さとSUN
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1972年1月27日生まれ。
福島県双葉郡浪江町在住です。

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